静脈内鎮静法とは
静脈内鎮静法とは、鎮静薬などを点滴で投与する確実性の高い局所麻酔のことです。
眠くなってウトウトした状態で治療に臨むことができるので、リラックスしてお過ごしいただけます。
全身麻酔のように完全に意識がなくなることはなく、呼びかけると会話をすることも可能です。
吸入鎮静法との違い
鼻から笑気ガスを吸い込んで麻酔をする「吸入鎮静法」は、鎮痛・鎮静作用があり、リラックス効果とともに治療の痛みを緩和する効果も得られます。しかし、人によっては麻酔がききにくかったり、室内の空気が汚染されたりするデメリットがあります。
直接体内に投与する静脈内鎮静法は、麻酔の効果を得やすく室内の空気も汚染しません。ただし安全に実施するためには、血圧や呼吸などの全身管理や、薬の量の調整に関する知識と経験が要求されます。
こんな方におすすめです
- 治療の音や痛み、振動が苦手な方
- 診療器具が口に入るとえずいてしまう方
- インプラント手術、親知らず抜歯、歯根端切除術などを受ける方
- 笑気では十分な効果が得られない方
当院の静脈内鎮静法
日本麻酔学会認定医が担当
当院の静脈内鎮静法は、日本歯科麻酔学会の認定医であり、東京歯科大学麻酔学講座の非常勤講師でもある院長が担当いたします。
障害のあるお子様を含めた小児歯科治療の麻酔においても多くの経験を積んでおります。お子様の治療について不安がある方も、どうぞ安心してご相談ください。
安全な麻酔の実施を徹底
静脈内鎮静法はすべての方に適用できるわけではありません。患者様の健康状態を見極めて、安全に実施できる方のみに行います。
また、麻酔の実施中は、血圧や心拍数などをモニタリングしながら安全な全身管理を徹底しています。
| 費用（税別） ※自由診療 | 30,000円～ |
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※鎮静時間などに応じて、薬剤料金が別途発生します。
リスク・副作用
- 歯科治療より優先して治療すべき全身疾患のある方、妊娠中の方などには実施できません。
- 当院ではご高齢の方への実施は行っておりません。
- まれにめまいや吐き気を伴う場合があります。
治療の流れと注意点
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1事前診察
全身状態を診察し、注意点をご説明いたします。
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2治療当日の準備
全身管理に必要な血圧計や心電図などを装着し、酸素吸入を行います。
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3鎮静薬を投与
鎮静薬や投与する点滴を行い、患者様の年齢や健康状態、治療内容に応じて投与量を調整します。
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4歯科治療の実施
ウトウトした状態で治療を受けていただけます。
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5休憩・帰宅
院内にて1時間程度お休みいただいた後、お帰りいただけます。
注意点
- 麻酔後の運転は危険です。車や自転車などの運転はしないでください。
- 女性の方はマニキュアを落とし、ヒールの低い靴でお越しください。
- 通院している医療機関、服用しているお薬、アレルギーなどに関する情報は、事前にお伝えください。
- 治療後は、慎重な判断を要する仕事や契約などはお控えください。
