歯を補う治療の前に、まずは「なぜ歯を失ったのか」を明らかにすることが大切です。歯周病、むし歯や破折など様々な原因がありますが、診査・診断をしっかり行うことで原因を解明することが、適した治療法や今後の再発予防につながります。
歯が抜けた部分をそのままにしていませんか?放っておくと、隣の歯が倒れたり、噛み合わせが悪化したりして、他の歯にも悪影響を及ぼす恐れがあります。歯を失ったらインプラントや入れ歯、ブリッジで補いましょう。
失った歯の治療方法を選ぶ際は、一般的なメリット・デメリットだけでなく、一人ひとりのお口の状況も考慮する必要があります。当院では、まずは患者様のご希望をお聞きします。そのうえで歯を失った背景を改善できるのかを検討し、どの治療方法が合っているかをご提案しています。
歯周病やむし歯などが原因で歯を失ってしまったとしても、ご自身の歯と同じような機能を再現できる治療法になります。歯を失った部分のあごの骨に人工歯根を埋め込み、人工の歯を被せます。骨に固定されているため入れ歯と比べると非常に噛みやすく、ブリッジのように周りの健康な歯を削る必要もありません。さらに見た目も自然なため、口元を気にせずに思い切り笑うことができます。
コンピュータ・ガイドによる正確かつ安全性に配慮したインプラント治療
コンピュータ・ガイドとは、正確なインプラント手術を行うためのシステム「ガイデッドサージェリー」になります。 歯科用CTスキャンで撮影した立体映像を使い、コンピュータ上で手術をシミュレーションします。シミュレーションしたデータを基に製作したマウスピース(手術用ガイド)と専用器具を用いることで、インプラントを計画通りの位置、角度、深さに埋入することができます。〇正確かつ安全性に配慮して手術をおこなうことができる 骨の状態、神経・血管の位置を確認した場所に的確に埋入できます。 〇痛みや腫れが少ない 切開手術を行わないため、出血、痛み、腫れが少なく、感染症や血管や神経の損傷の心配もございません。 〇幅広いケースに対応ができる 単独の歯だけでなく、全歯がない方にも対応できます。 〇手術時間が短い ピンポイントで埋入するため、手術時間を大幅に短縮することができます。
当院では、過去数十年にわたって安全性が実証され、世界70か国以上で使用されている「ストローマン」製のインプラントを使用しています。 インプラントはご自身の歯と同じように、丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なメインテナンスによって長期にわたって使用することができます。
静脈内鎮静法に対応
治療が怖い方、口に器具が入るとえずいてしまう方は、自由診療の麻酔(静脈内鎮静法)をご利用いただけます。
>>静脈内鎮静法についてはこちら
①カウンセリング
まずはお悩みについて丁寧に伺います。患者様みなさまの疑問にこたえられるよう、検査内容、インプラントの治療内容やそのほかの治療方法などを丁寧に説明させていただきます。
②診査診断と治療計画
患者様にインプラント手術が可能か調べるための検査、カウンセリングをおこないます。問診をおこなった後、歯科用CTを使用しインプラントを埋入する位置の骨の量、質を把握します。問診内容とデータを基にインプラントの可否、治療計画の立案をさせていただきます。
④初期治療
インプラント手術をおこなう前に、口腔内全体を綺麗な状態にさせていただきます。むし歯、歯周病やその他の口腔疾患がある場合はそれらを治療してから手術をおこないます。
④ガイデットサ―ジェリーの作成
正確な手術をおこなうために、コンピューター上での治療計画に基づき、一人一人に専用のマウスピースを作成します。
⑤インプラント体の埋入
手術用ガイドとインスツルメントを使って、コンピュータが導き出した通りの位置・角度・深さで人工歯根(インプラント体)をあごの骨に埋め込みます。痛みは局所麻酔でできるかぎり抑えますので、ご安心ください。人工歯根と骨が結合するまでには、数ヶ月ほど時間がかかります。腫れが起こる場合がありますが、徐々に引いていきます。 (かかる時間や腫れの程度は個人差があります)
⑥アバットメントの装着
局所麻酔を行い、インプラント体を埋めた場所の歯ぐきを切開します。インプラント体の上部を覆う新しい骨を削り、カバーを外します。そして、人工歯の土台となるアバットメントを装着します。※お口や骨の状態によって、インプラント体の埋入時にアバットメントの装着を同時に行う場合があります。
⑦歯の型取り、仮歯の装着
人工歯を製作するために、口腔内の型取りを行います。最終的に装着する人工歯が精密なものになるよう、まずは仮歯を製作し、かみ合わせを調整していきます。※手術や治療計画によって、仮歯は製作せずに人工歯を製作する場合があります。
⑧人口歯の装着
アバットメントの装着の際に切開した歯ぐきが完治しているのを確認できたら、人工歯をアバットメントの上に装着します。これでインプラント手術は終了です。
⑨メインテナンス
インプラントを長く維持するためには、天然歯と同じように丁寧なブラッシングと定期検診が欠かせません。せっかく時間をかけて行った手術が水の泡になってしまわないよう、しっかりメインテナンスを行って、快適にインプラントを維持していきましょう。
・インプラント歯周炎
インプラント治療後に起きやすいトラブルは「インプラント歯周炎」です。歯とインプラントの間に歯垢が溜まることで周りの骨や歯ぐきが炎症を起こし、歯を支える歯槽骨を溶かしインプラントが抜けてしまいます。定期的に歯科医院でクリーニング、インプラントやお口、あご全体の状態のチェックをすることが大切です。
快適な噛み心地の入れ歯をご提供するために、上下の顎の位置関係を正確に記録し、咬合器で顎の動きを再現したうえで作成しています。
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を土台にして、橋をかけるように人工歯を装着する治療です。注意したいのは、土台の歯を削らなくてはならない点です。歯を削る量は選ぶ材料によって異なり、欠損歯や土台の歯の位置、残存歯の状況にも左右されます。当院ではお口全体の状況を考慮して、可能な限り長持ちする治療方法をご提案しています。
ご予約・ご相談はお気軽に
歯のことでお悩みでしたら、京成大久保にあるメープルデンタルクリニック大久保まで。まずはお気軽にお問い合わせください。