最近、少しづつ冬の寒さを感じ始め、体調を崩しやすい時期になりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

11月10日、習志野市歯科医師会生涯研修委員会として、千葉県歯科医学大会に参加してきました😃

歯科補綴治療におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)への課題』という講演のお手伝いをさせて頂き、その後、聴講させていただきました。

以前から、歯科業界にもデジタル機器は導入されていましたが、精度や再現性に加えて、機能的な側面においてもレベルアップしていることを実感しました🤔

例えば、大がかりな被せ物の治療を行う際に、デジタル上で、顎の運動を記録する機器を使用することで、ご本人の顎の運動に合った被せ物や入れ歯を作製することが可能になってきています。

当院においては、口腔内スキャナーによる光学印象(型取りをカメラで行い、データ化)・ミリングマシーン(データ化した情報を用いて被せ物などを作製)といったデジタル機器を導入しておりますが、大がかりな被せ物を作製する際の顎の運動を再現するところは、咬合器というアナログの機器を使用しています。

  

口腔内スキャナーによる型取りは、型取りが苦手(嘔吐反射)な患者様や、矯正中の患者様も、装置を外すことなく型取りすることができるため、患者様に非常に恩恵があるデジタル機器になります。

しかし、作製する被せ物と歯の境目が歯ぐきの下に位置している場合などは、口腔内スキャナーによる型取りでは、精密な型を取ることは難しく、通法の型取りの方が精密な型をとることができます。

大事なことは使いどころを見極めることだと思います。

当院は、歯周病治療、根管治療、歯の移植や再植、インプラント治療、審美補綴、矯正・小児歯科など、さまざまな主訴に対応できるようにしておりますが、歯や歯髄(神経)の保存を主訴に来院する患者様が一番多いです。

学会や勉強会に足を運び、研鑽を積むことによる知識や技術のアップデートと、科学的な根拠をもつ治療を提供できるようにすることは、非常に大切だと考えております。また、どのような主訴にも対応し、「治った」「来て良かった」と言って頂けるように研鑽し続けます🧐

2024年も、あともう少しですが、皆様も体調を崩さないように、ご自愛ください。

メープルデンタルクリニック大久保